Geminiは2023年12月に発表され、Bardに実装されたGoogleの生成AIです。
2月8日、今までのチャットAIサービス「Bard」の名称が、「Gemini」に変更され、同時にGemminiの最上位モデルとして「Advanced」が公開されました。
Bardのパラメータ数1,370億と比較するとGeminiのパラメータ数は1.56兆と10倍以上に増えています。
また、テキストのみに対応するBardと比較すると、Geminiはテキスト、音声、画像、動画などマルチモーダルに対応可能となりました。
Geminiは、異なる強みを持つ3つの言語モデル(Ultra、Pro、Nano)で構成されています。
■Geminiの主な特徴
高度な会話能力
豊富な知識と自然言語処理能力により、まるで人間と話しているかのようなスムーズな会話を実現します。
多様なタスク処理
文章作成、翻訳、プログラミング、質問への回答など、様々なタスクをこなすことができます。
創造性
詩、歌詞、脚本などの創作活動もサポートします。
学習能力
ユーザーとの会話や指示から学び、常に能力を向上させていきます。
日本語対応
日本語を含む40以上の言語に対応しています。
■Geminiの活用例
情報収集
ニュース、天気予報、商品情報など、様々な情報を素早く正確に収集できます。
文章作成
メール、レポート、企画書などの文章を効率的に作成できます。
翻訳
言語間の翻訳を迅速かつ正確に行えます。
プログラミング
プログラムコードの作成やデバッグをサポートします。
創作活動
詩、歌詞、脚本などの創作活動を支援します。
学習
問題解決や知識習得をサポートします。
■Geminiの利用方法
Webブラウザ
Google ChromeなどのWebブラウザで利用できます。
スマートフォンアプリ
Android/iOS向けのアプリが提供されています。
API
開発者向けにAPIが提供されており、様々なサービスに組み込むことができます。
Geminiの料金
無料版
基本的な機能を無料で利用できます。
有料版
より高度な機能や、より多くのAPIリクエストを利用できます。
公式サイト
https://gemini.google.com/
■言語モデルの比較
Geminiの言語モデル比較 | |
言語モデル | 概要 |
Ultra | パラメータ数:1.56兆 タスク:論文執筆、コード生成、翻訳 動作環境:ネット上で動作 |
Pro | パラメータ数:5,000億 タスク:情報収集、質問応答、要約 動作環境:ネット上で動作 |
Nano | パラメータ数:100億 タスク:音声認識、音声合成、チャットボット 動作環境:デバイス上で動作 |
■利用プランの比較
Geminiの利用プラン | ||
プラン | Gemini | Gemini Advancet |
料金 | 無料 | 2,800円/月 |
言語モデル | Gemini Pro | Gemini Ultra |
機能 | AIチャット | 複雑な言語処理、コード生成、 マルチモーダルなコンテンツ生成、 データ分析など |
日本語対応 | 日本語対応 | 英語のみ |
対応地域 | 250以上 | 150以上 |
他 | Googleアカウントの取得 | 2TBの保存容量 Google Oneプレミアムプランの特典全てが利用可能 Gemini for Workspace導入予定 |