米国証券取引委員会(SEC)委員長にポール・アトキンス氏が正式就任

米国証券取引委員会(SEC)委員長にポール・アトキンス氏が正式就任

米国証券取引委員会(SEC)委員長にポール・アトキンス氏が正式就任

ドナルド・トランプ大統領にSECの新たな委員長に指名されたポール・アトキンス氏は、2025年4月9日に米国上院で承認され正式に就任しました。
アトキンス氏は2002年から2008年までSECの委員を務めた経験があります。
同氏の就任は、規制緩和と仮想通貨業界にとって追い風になると期待されています。
資本市場への障壁を減らすことや、デジタル資産に対する明確な規制の枠組みを確立することに意欲を示しています。
ゲイリー・ゲンスラー前委員長は仮想通貨に対してより厳しい監視を行ってきましたが、アトキンス氏はより柔軟なアプローチを取る可能性があります。
アトキンス氏の委員長としての最優先事項としては、仮想通貨に対する規制の枠組み構築を挙げています。
同氏は、ワシントンの弁護士であり、豊富な経験を有し、過去には暗号資産業界との関係もあります。

ポール・アトキンス氏の経歴
現職はパトマック・グローバル・パートナーズのCEOを務め支持政党は共和党です。
ウォフォード大学卒業、ヴァンダービルト大学ロースクール修了。
2002年から2008年までSEC委員を務めました。
SEC委員長のリチャード・C・ブリーデン氏の首席補佐官、アーサー・レビット氏の顧問を務め、仮想通貨の基礎技術ブロックチェーンの活用を推進する組織トークン・アライアンスで共同会長を務めています。
プライスウォーターハウスクーパース(以前のクーパーズ&ライブランド)のパートナー、デイビス・ポーク&ウォードウェル法律事務所の弁護士として勤務経験があります。

トランプ氏は、アトキンス氏を「常識的な規制のための実績あるリーダー」と評しています。
アトキンス氏は、デジタル資産やその他のイノベーションが米国をより偉大にするために不可欠であると認識しているとされています。
これまでの経験と規制緩和や仮想通貨に対する前向きな姿勢から、今後のSECの政策に大きな影響を与えることが予想されます。
現在仮想通貨市場はトランプの関税政策によって年初来の底値圏で推移していますがアトキンス氏就任によって回復が期待されます。

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