今年3月から4月にかけて価格急騰で3万円台に上昇したソラナ(SOL)ですが、4月12日のシステム障害によって急落していた価格が5月5日には下降トレンドラインを上抜けてきました。
底値は確認された形ですが仮想通貨全般が調整局面のため、しばらくはもみ合いが続くと思われますが、今後は上昇の期待が高く有望な銘柄と期待できます。
ソラナ(SOL)チャート分析
5月18日、15日から急騰したソラナの価格は4日間で22,167円から27,070円まで約5,000円、20%以上の価格上昇となりました。
いよいよ最高値の30,000円越えが視野にはいってきました。
5月15日、これまで高値の抵抗値だった2万4000円を上抜けて上昇に転じてきましたので、押し目買いの好機となりそうです。
この日の終値は22435円、8%の大幅上昇となりました。
■ソラナの特徴
ソラナは、高速かつ低コストな取引処理を実現した「イーサリアムキラー」と呼ばれる次世代のブロックチェーンプラットフォームです。2020年にメインネットをローンチし、急速に注目を集めています。
ソラナの特徴は以下の通りです。
1. 高速処理と低コスト
• 1秒間に約13万TPS(トランザクション処理数)の処理能力を持ち、これはイーサリアムの約100倍、ビットコインの約10万倍の速度です。
• 取引手数料は非常に低く、平均0.00025ドル程度とされています。
2. 独自のコンセンサスアルゴリズム
• ソラナは、Proof of Stake(PoS)とProof of History(PoH)を組み合わせた独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しています。
• PoHは、ネットワークの経過時間を証明することで、ブロックチェーンの同期を高速化する仕組みです。
3. スケーラビリティの高さ
• ソラナは、水平方向にスケーラブルなアーキテクチャを採用しており、ネットワークにノードを追加することで処理能力を向上させることができます。
• 将来的には、数百万TPSの処理能力も可能とされています。
4. 活発な開発コミュニティ
• ソラナには、活発な開発コミュニティが存在しており、様々なDApps(分散型アプリケーション)が開発されています。
• DeFi(分散型金融)やNFT(非代替トークン)などの分野で、注目を集めているDAppsも多くあります。
5. 通貨の発行上限
多く暗号資産仮想通貨では発行数量の上限が設定されています。
例えば時価総額が最も大きいBTCは発行上限が2100万枚に設定されています。
これに対してソラナは発行上限が設けられていません。
そのためソラナはインフレ資産としての性質を有しおり発行残高が過剰になると価値が低下する可能性があります。
なおソラナの発行残高増加率、これをインフレ率と言いますが、一定の範囲内で収まる仕様となっています。
このソラナの発行に関する仕様のことをインフレスケジュールといい、初年度の8%から毎年一定の割合で低下し最終的にはインフレ率1.5で固定されるように設計れています。
6. 他のブロックチェーンとの相互運用性
• ソラナは、他のブロックチェーンとの相互運用性を実現するための取り組みを進めています。
• 将来的には、異なるブロックチェーン間でシームレスに資産を移動できるようになる可能性があります。
7. ステーキング報酬
• ソラナは、PoSを採用しており、SOLトークンをステーキングすることで報酬を得ることができます。
• 年間利回りは約5%程度とされています。
ソラナは、まだ発展途上のプラットフォームですが、その革新的な技術と活発な開発コミュニティにより、今後大きな成長が期待されています。
ソラナに関する参考情報は以下のとおりです。
ソラナ公式サイト: https://solana.org/
ソラナ ホワイトペーパー: https://solana.com/
ソラナ エクスプローラー: https://solscan.io/