2026年1月現在、市場構造法案を巡る動きは、米国・日本ともに「制度の骨組みが完成し、最終的な合意と施行に向けたカウントダウン」のフェーズに入っています。
特に米国での進展が日本の法整備(金商法改正)を後押ししており、2026年はデジタル資産が「怪しい投資対象」から「正式な金融資産」へと法的に脱皮する歴史的な1年になると見られています。
■米国のデジタル資産市場構造法案(FIT21 / CLARITY法案)
米国では、2024年に下院を通過した「FIT21」を土台とした「デジタル資産市場構造法案(CLARITY法案)」が審議の焦点です。
2026年1月時点の状況
上院での最終調整
2025年末に一部の議論が2026年に持ち越されましたが、現在、上院銀行委員会で1月中の採決に向けた詰めが行われています。
規制当局の交代
SEC(証券取引委員会)のゲンスラー委員長の退任(または交代)を受け、これまでのような「訴訟による規制」から、法案に基づいた「ルールによる規制」への転換が確実視されています。
展望
法案が成立すれば、ビットコインやイーサリアムなどの「分散化された資産」がCFTC(商品先物取引委員会)の管轄として明確に定義され、法的な不確実性が消滅します。
これにより、全米の金融機関が公式にクリプトサービスを拡大する「グリーンライト」となります。
■日本の金商法移行と税制改正の現状
日本では、暗号資産を「資金決済法」から「金融商品取引法(金商法)」の枠組みへ移管する動きが佳境を迎えています。
法案提出のフェーズ
2026年の通常国会において、金商法の改正案が提出される見込みです。
2026年中に法案が成立し、約1年の準備期間を経て2027年1月から「新制度」がスタートするスケジュールが有力です。
税制改正(20%分離課税)
2025年末の税制改正大綱において、暗号資産の「20%申告分離課税」の導入が実質的に決定的な方向となり、金商法への移行とセットで議論されています。
ETFの解禁
金商法への移行により、日本国内でも「ビットコイン現物ETF」の上場や販売が可能になる法的根拠が整います。
■今後のロードマップ(予測)
2026年Q1
米上院で市場構造法案が採決・成立
米国機関投資家の本格参入が加速
2026年Q2
日本の通常国会で金商法改正案が審議
国内大手銀行や証券会社の参入発表
2026年Q4
2027年度税制改正の細部が確定
投資家による「損出し」やポートフォリオ再編
2027年1月
新制度(分離課税・金商法枠)施行
日本市場の流動性が劇的に向上


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