We Are the World:アフリカ飢餓救済に集結した45人のトップアーティスト

We Are the World:アフリカ飢餓救済に集結した45人のトップアーティスト

「We Are the World」この楽曲は、1985年にアフリカ飢餓救済のためのチャリティーソングとして、アメリカのトップアーティストたちが集結した「USA for Africa」によって録音・リリースされました。
作曲者は、マイケル・ジャクソン (Michael Jackson) と ライオネル・リッチー (Lionel Richie) 、プロデューサーは、クインシー・ジョーンズ (Quincy Jones) とマイケル・オマーティアン (Michael Omartian) が務め、世界的な大ヒットとなりました。

レコーディングは1月22日、ケニー・ロジャースが所有するライオン・シェア・スタジオにてクインシー・ジョーンズ、マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、スティーヴィー・ワンダーによって先行レコーディングを行われ、翌日にマイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチーによるデモテープが完成、参加者に送られた。
1985年1月28日の夜、第12回アメリカン・ミュージック・アワード直後、世界のポップス界を代表する45人が、ハリウッドのA&Mスタジオ)に集結してレコーディングが行われた。
この夜、マイケル・ジャクソンはアメリカン・ミュージック・アワードを欠席、一足先にコーラスの目安に使うためのガイド・ボーカルの録画を行っていた。
21時を過ぎると、続々とアーティストが到着。ライオネル・リッチーはアメリカン・ミュージック・アワードの司会、シンディ・ローパー、ティナ・ターナーは歌唱と、多くのアーティストがこの授賞式から直行であった。
22時、クインシー・ジョーンズの提案で、先ず45人のアーティストが全員でユニゾンとハーモニーのパートを録音。
そしてコーラスの間のソロ・ボーカルの録音は、約20人のアーティストによって翌日早朝4時に始まり、午前8時にようやくすべてのレコーディングが終了した。

■収録時の逸話

クインシー・ジョーンズ (Quincy Jones)

クインシー・ジョーンズは、世界で最も売れたアルバム、マイケル・ジャクソンの スリラー をプロデュースし、グラミー賞に80回ノミネートされ、28回受賞した経歴を持つ。
We are the worldの収録では個性とアクの強い45名のトップアーティストを一晩でまとめ上げた20世紀で最も影響力のある米音楽界の巨匠である。

マイケル・ジャクソン&ライオネル・リッチー

ライオネルとマイケルは二人でWe are the worldの曲作りをしており、ライオネルがマイケルの家に招かれていた時マイケルのペットである大きなニシキヘビが部屋をはい回っており曲作りどころではなかったことを明かしている。

■参加したアーティスト

ボーカル
1.アル・ジャロウ(2017年没)
2.ウィリー・ネルソン
3.ウェイロン・ジェニングス(2002年没)
4.キム・カーンズ
5.クインシー・ジョーンズ(プロデューサー及び指揮)(2024年没)
6.ケニー・ロギンス
7.ケニー・ロジャース(2020年没)
8.ジェフリー・オズボーン
9.ジェームス・イングラム(2019年没)
10.ジャッキー・ジャクソン
11.シンディ・ローパー
12.シーラ・E
13.スティーヴィー・ワンダー
14.スティーヴ・ペリー
15.スモーキー・ロビンソン
16.ダイアナ・ロス
17.ダリル・ホール&ジョン・オーツ
18.ダン・エイクロイド
19.ディオンヌ・ワーウィック
20.ティト・ジャクソン(2024年没)
21.ティナ・ターナー(2023年没)
22.ハリー・ベラフォンテ(2023年没)
23.ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
34.ビリー・ジョエル
25.ブルース・スプリングスティーン
26.ベット・ミドラー
27.ポインター・シスターズ(収録時3人の内2人が没)
28.ボブ・ゲルドフ
29.ボブ・ディラン
30.ポール・サイモン
31.マイケル・ジャクソン(2009年没)
32.マーロン・ジャクソン
33.ライオネル・リッチー
34.ラトーヤ・ジャクソン
35.ランディ・ジャクソン
36.リンジー・バッキンガム
37.レイ・チャールズ(2004年没)
演奏ミュージシャン
38.シンセサイザー – デヴィッド・ペイチ
39.ピアノ – グレッグ・フィリンゲインズ
40.シンセサイザー – プログラミング – マイケル・ボーディッカー(英語版)
41.パーカッション – パウリーニョ・ダ・コスタ
42.ベース – ルイス・ジョンソン
43.キーボード – マイケル・オマーティアン
44.キーボード – グレッグ・フィリンゲインズ
45.ドラムス – ジョン・ロビンソン(英語版)

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